では、心理カウンセリングを学ぶことを通して得られるものは何でしょうか？

 
　それは、「人間関係に関する悩みを解決するための人間心理」になります。「健常者の悩み」の大きな原因は、社会生活に関するものです。職場や家庭、友人関係などで快適な人間関係を得られないからこそ、「悩み」が発生するのです。

　家庭については、親、子、夫婦、嫁姑間などにおける人間関係、職場では上司や部下や同僚との人間関係、そのほか友人やママ友との人間関係など、人間関係は私達の社会生活に最も多くの悩みをもたらすものではないでしょうか。そして、これらの問題は心の問題だということは説明するまでもないでしょう。

　職場の問題と言えば、実際の仕事の内容や能力の問題かと思われがちですが、臨床で最も多く語られる悩みは仕事にまつわる人間関係です。「頑張っているのに評価されない」という悩みについても実は上司等との人間関係に起因することが少なくありません。人間関係の要素は職場という１つの社会に心地よくいられるかいられないかということを問うときに、常に大きな問題なのです。

　また、金銭的な問題やキャリアアップの問題についても、周囲との人間関係や信頼関係が築けていれば、致命的な事態に陥ることはありません。実際、ホームレスになる人の中には経営者の方がたくさんいて、その多くが金銭的な問題で周囲とトラブルを抱え、経済的なサポートを得られないという人間関係の問題を理由にしています。

　病気の問題などは生理的、医学的問題なので必ずしもこの限りではありませんが、周囲の精神的なサポートにより心理的ストレスが緩和されることがあることは事実ですし、心理的要因が病気の原因を担っている場合などもあります。医学的に手の施しようがない状態でも、「いかに見守るか」というのは心の問題であり、人間関係の結び方になるのです。

　特に病気や身体的障害を抱えているわけではない、一般の健常者の場合は、悩みの多くは「より健やかな人生、より良い社会生活を生きる上で、人間関係の問題が心に占める割合が高い」ということです。そして、心理カウンセリングは主にそうした人間関係の悩みを癒やすためのものなので、人間関係を良好にするのに、厚みのある知識を保有するということです。

それは良く生きるための人間関係の知識を学ぶということでもあるのです。

よき人間関係を築くのためのポイントは、２つ。

　　１．   人(自分自身と相手)の気持ちがわかること。

　　２．   人(自分自身と相手)との付き合い方がわかること。

これが、心理カウンセリングを学ぶことで得られる恩恵の最も大きなものなのです。心理カウンセリングを学ぶといってもその知識の体系は膨大なもの。実際には、とても１日や２日で学び切れるものではありません。ですから、今回のセミナーでは、一般の人が役立つエッセンスに的を絞ってお話します。

　そして、そのエッセンスとは、人の気持ちがわかること、人との付き合い方がわかること、この２点になるのです。

この２点について体系的に学んでいれば、決定的な問題や心理的トラブルを回避できる可能性が高まることは間違いありません。

　これらの知識は体験談に基づく精神論的なものではなく、心理学や精神医学などの科学的かつ医学的な背景を備えたものです。つまり、「心の科学」であり、「人間関係の科学」です。よって、普遍性があります。それでは、専門的で難しいかと言えば、そうではなく、非常にわかりやすく、学びに関心がある人であれば誰でも取り組めます。

また、あなたが一度体得された学びは、人に伝えることもでき、さまざまな場面で応用することが可能です。

　もちろん、カウンセリングとは援助活動ですから、具体的なコミュニケーションについてのハウツーもあります。それらについても少しお伝えしますが、いずれも臨床体験や科学的知見が詰まったものです。

それでは、セミナーの概要に移りたいと思いますが、その前にいくつかお断りしておきたいことがあります。なぜなら、１人でも多くの方に、このセミナーで学ぶ心に関する科学的アプローチを実際の生活の現場でお役立ていただきたいからです。

　まず、このセミナーがどんな人に向いていないのかについてお話します。このセミナーは、心の癒やしを得るための場ではありません。

　今回ご紹介するものとは別の、川畑のぶこのメンタルの断捨離セミナーでは、悩みを解決するためのメソッドをご紹介しています。実は心の問題というのは、心の奥底に潜むビリーフ（信念）が原因となっているのですが、メンタルの断捨離セミナーではこうしたビリーフを書き換えることで癒やしを得られるビリーフワークという方法論を教えています。これはグループカウンセリングの手法を取っています。セミナーを受講される方も、癒やしを求める方が多いため、１人でも多くの方がご自身の人生の障害となっているビリーフを見出し、人生を快適に過ごせるように書き直せるように組み立てたセミナーになってます。つまり、心の癒やしを提供するためのセミナーなのです。

　対して、この心理カウンセリング入門セミナーは、心のあり方やカウンセリングアプローチを客観的に解説していきます。また、感情的なストレスが生まれる心のメカニズムについてもケーススタディなども用いて客観的に解説していきます。ご自身の問題と近い問題に関しての事例やメカニズムが語られることもあるでしょう。ですから、「悩みの構造がわかった」「発生源やメカニズムがわかって、目からウロコが落ちた」と前向きに受け止められる方がいる一方で、「聞いていてつらい」「自分の悩みは、この人間関係のこういう問題から発生していたのか」と愕然とされる方もいるかもしれません。

　つまり、人間心理について、事実やメカニズムが学べるという点では学びにはなりますが、癒しや楽しさを追求されている場合、相応しくないかもしれませんし、辛い感情を持たれる方もいらっしゃるかもしれません。人間心理について体系的に学ぶというセミナーの性質上、この点はご理解ください。その代わり、人間心理についてより深く学びたい方、より真剣に学びたい方には、役立つセミナーになることでしょう。

　また、自己啓発を目的としてセミナーでもありませんので、「聞いていて、モチベーションが上がる」「やる気や自身に満ちあふれて元気満タンになる」「エキサイティングな話を聞けた」ということは無く、より淡々と科学的な知見をお伝えするセミナーです。テンションが上がったり、感動することを目的としていませんのでご了承ください。

　もしあなたが「良き人生を生きるために人間心理を真剣に淡々と学びたい」とお考えなら、どうぞ学びに来てください。

　それではセミナーの内容について具体的にご説明します。

　このセミナーで学ぶのは、心理カウセリングの知識です。ここでの心理カウンセリングとは、健常者の悩みを解決するためのものです。人間関係を起因とする悩みを中心的に解決し、よりよき人間関係を得ることで健やかな精神生活を得る体系的知識を学びます。簡単にいうと、人の気持ちがわかるためのものであり、人との付き合い方の原理原則が学べます。

　人の気持ちがわかるといっても、読心術のような心理を読み取るというものではありません。この世界には、あなたとは別の価値観やビリーフを持った人がいて、多種多様な感情があること、そして、それらにはいくつかのパターンがあることを学びます。

　また、対策といっても、人の内面を操作するというようなものではありません。異なる価値観、感情を持つ人と精神的なトラブルを起こすことなく、より健やかな関係を持つための原則を学びます。

別の表現で言うならば、以下のことについて学べます。

①　人間心理に関する事実（こういう価値観の持ち主は、こういう感情に陥りやすいなど）

②　人間心理のメカニズム（心の乱れや精神的な変調が起こる仕組みなど）

③　ストレスのない心理状態をつくるための改善策や解決法

こうした知識を学ぶのが、この心理カウンセリング入門セミナーの目的です。

それでは、個別の内容について詳しくみていきましょう。

　2013年11月16日(土)に東京で行われたセミナーを受講された方々からは、たくさんの感謝の声をいただきました。その一部を紹介いたします。

—参加してみていかがでしたか？

内容はやはり素晴らしいですね。何が素晴らしいかいうと、言い方おかしいんだけれども、あざとさがないことです。あざといカウンセラーというか、特に講師とする立場というのは、結構その受講生さんを引きつける為に、何かあざといような提供の仕方をして、演出をするんですけれど、（川畑先生の場合）その淡々とした中に、すごく本当の真摯な姿勢が感じられるということが、すごく素晴らしいなと思いました。はい。

—どのような人にオススメですか？

先生が繰り返し繰り返しいってらっしゃったんですけれど、まず自分を満たすというのかな、自分が満たされてこそというところなので、、、カウンセラーを目指す人には、”人がいい”人は多いですよね。一生懸命やってしまって、そこに犠牲が働いてしまう。他者貢献は、自分の犠牲がある必要は全くないので、ついつい犠牲的に、がんばってしまう方で、本当にいい人は改めて参加していただければな、って思いました。

—参加してみていかがでしたか？

すごく納得できたというか、安心できたのが、認知行動療法のビリーフワークのなか川畑先生がおっしゃっていたことです。ワークをやってもしっくりはこない。あ、なるほどなと。だけど、その場ではしっくりこないかもしれないんだけれども、自然と変わっていく、三週間経ってすごくよくなったということを（川畑先生が）おっしゃっていたのが、すごく印象深くて、（自分でも）やってみようという風に感じられました。

受講して学ぶと、その後自分一人で実践していける、学びを深めていける、そういうところがいいと思いました。

—受講動機は？

案内の文章の中の、自他の問題解決という言葉にすごくひかれました。私は他というより自分の問題を、自分の事を知りたいなと思っていたので。

—参加してみていかがでしたか？

いろいろ盛りだくさんだったと思いますが、まずは自分を一番満たすことが大事だってことを感じました。最後に聞いたアファーメーションはやってみたいです。無理なくできそうだし、あの書き換え（ビリーフワーク）も是非小さいノートを買ってぜひぜひ取り組みます。特に書き換えのところは実践方法がすごく具体的でよかったです。

—受講動機は？

私はカウンセリングの仕事をしているので、自分のブラッシュアップをする事が大事だと思っています。意識してるときは、自分で自分の心理を保つ事ができるのですけれども、無意識のうちに、いつもの癖が出てしまう事があって、そういうことを見直したいという事もありました。

それから今実際に、すごく大きな問題を抱えたので、なにか人生の分岐点だなという風にいま感じています。そこを乗り越えるときには、自分のやり方ではなくて、専門的な知識のある人、特に川畑先生の話が力になると感じました。

—参加してみていかがでしたか？役立ちそうですか？

役立ちますね。自分の心理状態は、安定しているときは非常に健全な思考を自分でコントロールできるんですけれども、大きな問題を抱えたとき、身体的にショックを感じるような出来事にぶつかったときは、やはり自分でも負のスパイラルに入ってしまう。その事にさえこう気づかないで過ごしてしまう。そんな時に、あ、いま負のスパイラルに入っているぞという風に、自分で自分を洞察することができるというのは、やはりこういったセミナーに参加をしているからだと思います。

 
セミナーの中でもいうBEING、自分のあり方が変わるには、このような情報、知識を得て、実践して、知識を得て、また確認して実践して、こういうことの繰り返しが本当に自分のものになっていくんじゃないかなという風に実感しています。

—どのような人にオススメですか？

非常に内容がわかりやすい、とても難しいことに実は取り組んでいるし、心理を洞察するというのは本当に難しいし、それから自分の認知を、思い込みとかを変えていくということは、本当に簡単なようで難しいことなんですね。でも認知を変えていくと本当に幸せで生きるには、非常に重要な内容のことだと思っています。その事を非常にわかりやすく説明していただけるし、自分の事としてとらえることができる内容になっているので、誰が参加をしてもちゃんとそれなりの結果を得られるセミナーだなという風に安心してオススメできますね。

—受講動機は？

(川畑のぶこの)メンタルの断捨離セミナーを受けたことがきっかけです。
今回は入門と書いてあるけども内容が深いだろうなーと期待して。あと普段、仕事上で相談を受ける業務があるんですけれども、きちんとカウンセリングというものを、専門的に学んだ事がなかったので、きっと勉強になるだろうと思ってきました。

—どのような人にオススメですか？

おそらく相談を受けるような仕事をされている方って、ドッと後で疲れてしまったりとか、その時のその相手のちょっとネガティブな感情とかを持ち帰ってしまってドッと疲れますよね。そうやって消耗しきってしまうって人をよく見聞きする事もあるんですよね。相手の領域なのか、自分が見つめ直さなきゃいけない、自分の中にある問題なのかラインを引くとき、今日の学びはすごく役立つと思います。自分が巻き込まれないとか、自分の状態をよくしていく、よく保つということを学びたい人にはすごくいい講座じゃないかなと思います。

—受講動機は？参加してみていかがでしたか？

カウンセリングという言葉の響きに興味があり、あとそれが日常生活の中で自分たちの人間関係に活かせたらいいなと思って参加しました。

カウンセリングというと、どうしても人に施すというイメージを持っていたのですが、実際今日受けたセミナーの中では、まずはセルフカウンセリングというか、自分自身がまずきちんと自分であるということを教えていただいたので、まず自分ありきだなということ。これはすごくいいなと、役立つなと思いました。

私は普通に主婦ですので、やはり家族との関係、あと子どもとの関係、そこから派生してくる、子どもを通しての付き合いというのがどうしても多いものですから、その中の人間関係でうまくいかなかったり、どうなのかなと不安に思ったりすることが多々あるのですが、今日のセミナーで自分自身がまずできるのかなと思います。

—どのような人にオススメですか？

特に私のような、あのお子さんをもつお母さんに是非あの私自身がオススメしたいですね。

やはり人間関係で悩んでいるお母さんという立場で、人間関係で悩んでいる方、本当にたくさんいらっしゃいます。もちろん仕事をされたり、いろいろな立場で悩みとか人間関係とか付きものなんですけども、独特の世界がありますので、それを自分の力で解決していくというか、より良い状況にもっていけるというのは、やはり独特な学び（が必要）なので、是非あのお母さんにお勧めしたいと思います。

　心理カウンセリング入門セミナーの概要についてざっとご説明しましたが、改めてこのセミナーの意義をお伝えしておきたいと思います。

＜理由１＞ 人間心理の理解が進む

この心理カウンセリング入門セミナーでは、一般の方がQOL（クオリティ・オブ・ライフ）を向上させる上で役立つ、人間心理の理論・メカニズム、メンタルの改善・開発法について学びます。いずれも心理学や精神医学などの心の科学に基づいた、普遍性と再現性の高い、人間心理の基礎になります。

＜理由２＞ 良き人間関係を築ける

心理カウンセリングは、人間心理の原則に基づく、心の科学を活用して、快適な社会生活を送る上で解決しておきたい悩みを解決するもの。そして、それらの悩みは主に人間関係を原因としたものになります。いままでより他者の理解が進み、より容易に受け入れやすくなることでしょう。また、人間関係に悩むあなたの周囲の方をサポートする上でもとても役立つはずです。

＜理由３＞ 自分を好きになれる

心理カウンセリングを学ぶことで向上するのは、他者との関係だけではありません。自分自身との関係も良くなります。どういうことか？　それは人間心理を学ぶことで、以前よりも自分自身を客観的に見られるようになり、自分を受容できるようになるということです。

生きていく上で最も辛いのは、自分を受容できないこと。つまり、自分を好きになり、自分で自分を認めてあげられないこと。自分を好きになれなければ、絶えず自分の「不足」を責めたり、悲しむことになり、ゆったりとくつろいだ、穏やかな精神状態を得るのが難しいからです。心理カウンセリングを学ぶことで、自分への理解が進むことになり、結果的に、以前よりも自分自身との関係性を上手く築けるようになるはずです。

＜理由４＞コミュニケーション力の向上

心理カウンセリングを学ぶということで、コミュニケーション力の向上にも役立ちます。なぜなら、本セミナーでは、人間心理に関する原理原則だけでなく、それらに基づいた「話す」「聴く」「頼む」「断る」といったコミュニケーション・スキルについても触れるからです。心理カウンセリングを学ぶことで、他者理解と、相手の心理状態に合わせた伝え方について、これらの両方の知識が学べるのです。しかも、これらは心理学の知識に基づくもので、かつ、健常者がより健康な社会生活を送るためのもの。ぜひ日常生活でお役立てください。

　以上、本セミナーがあなたに役立つ４つの理由についてご説明しました。人間心理への理解が深まり、人間関係が向上し、自分を見つめられるようになり、他者もサポートできる。こうしたスキルは、あなたのＱＯＬ（クオリティ・オブ・ライフ）を向上させる上で必ず役立つことでしょう。

　さらに嬉しいお知らせがあります。お申込みしていただいた方のために、参加特典をご用意することにしました。いずれもセミナーの学びと実践に役立つものですので、どうぞご活用ください。

　あなたは、これからの人生をよりスッキリと、精神的に快適に生きたいですか？　それとも、何となくスッキリしなかったり、答えの出ない悩みで堂々めぐりしながら生きて行きたいですか？もし、あなたの目の前に、２つの人生の分かれ道があれば、どちらを歩いていきたいとお考えですか？

　いま、あなたは、ご自分の好きな道を選ぶ権利があります。

人間心理を学ぶことで、よりよい人間関係と、精神的に快適で、曇のない人生を得たいのか。それとも、、、、

決めるのは、あなた自身です。もし、あなたが新しい学びを得て、より輝きたいとお考えなら、ぜひ川畑のぶこに会いに来てください。